感動的な美空ちゃんの演奏
PTNAコンペでは、挑戦した皆がとっても頑張りました。
美空ちゃんも本選入選。

A2からPTNAに挑戦している美空ちゃんも、今年はB級。Bは急に課題曲が難しくなります。中でも難易度の高いばかりを曲を選択してしまいました。そのため今回はかなり苦戦しました。予選曲も余りに難しいので曲を変えようかと話しましたが、「絶対にこの曲」と譲りませんでした。そこからの彼女の頑張りは凄かった!相当練習したと思います。変えようかと言った時からは雲泥の差。随分テクニックも向上しました。演奏が安定して予選を突破しました。
しかし本選は、更に長く難しいソナチネとつむぎ歌。本選が近付くにつれ緊張で、体が硬くなってしまい出来ていたスケールがカチコチで入らなくなってきました。前日もどうしても固くなってしまい、本選どうなるか心配しました。
それが翌日の本選で、なんとも落ち着いて、気持ちよさそうに半ば笑みまで浮かべて演奏していました。もともと彼女は音楽性が豊かで歌うように演奏するタイプ。ソナチネも、ちょっと古典では歌いすぎかなと思うぐらいだけど、彼女らしい素敵な演奏でした。心配していたスケールも全部入れてきた!コンクールなので皆緊張感ある、かっちりした演奏をしている中で、彼女の演奏がとても心地よく聞こえました。演奏が終わって、すっきりした美空ちゃんの表情を見て私の方が泣いてしまいました。
本人は「気持ちよかった~」と言っていました。
ここでこの演奏が出来たのは、消して器用では無くても、誰よりも素直にコツコツと諦めないで練習してきたからこその安定でした。
講評も好意的なコメントが多く、中でも「ひっそりと咲く花のような魅力があります。無意識にほんの少し揺れる表情がとてもいい!」と書いてくださっていた先生がいらっしゃいました。
解ってくださる方がいるんだなと感動的でした。
本当に最後までよく努力したね!感動をありがとう。