下條恭寛君PTNA全国大会ベスト賞おめでとう!!

とうとう教室からPTNA全国大会出場者が出ました!!
PTNAコンペティションは、全国大会通過するには、地区本選でも上位2名のみという難関なのですが、見事神戸本選で1位通過しました。
本選は2地区受けられ、1回目大阪では優秀賞でしたが、全国に入れず、その時の悔しさから、負けず嫌い魂が炸裂!そこから表情が変わっていきました。2日後の2回目本選の時の集中はもの凄く引き締まった表情。
そこで思い通りに演奏できたようで本当に素晴らしかったです。
当日「神戸市長賞」もついてきました。また、後程「読売賞」の賞状も送られてきました。

そこから、全国大会の課題曲4曲を練習。夏休み毎日のようにレッスンに来てくれました。この時の練習は私にとってはとても楽しいものでした。
彼は、もうこの頃には私の言うことをすべて理解しているので、皆まで言わなくても反応します。「あ、ここ」と一言言っただけで、「今のはここがこんな風にあかんかった」と笑顔で答えていました。
そして音楽大好きな彼は、もうすでに自分でこのように弾きたい、表現したいという意思もはっきりしていたので、2人で話し合いながら、丁寧に丁寧に、音楽を作っていきました。
「こんな感じはどうかなあ?」と1つのフレーズをいろんな感じで弾いて、私の反応を見る時の表情もイキイキしていました。もう随分長い事、課題曲を練習してきたのに「飽きてない」と言うのです。ここまでくると、更にどう表現しようか、ここはもっと工夫できるのではないか、などと考えていくのが楽しかったようです。これくらいの年齢では、コンクールでも先生言う通りというか自分で作ったのではない演奏、コンクールで入賞するための演奏もあるかと思うのですが、今回の本選、全国大会での演奏は、本当に彼の作った思いの詰まった音楽だと思います。何よりそれに感動しました。
全国大会当日の練習も、言うことなし。安心して送り出しました。
そして、はじめての全国大会でベスト賞獲得。でも、浮かない顔。彼の目標はもっと高い所にあったからです。何という強い気持ち!この彼の高い志と、強い強い気持ちに引っ張られて、ご家族も私も出来ることは全てしようという思いになりました。この夏たくさんのことを、彼から教わりました。私にとっても宝物のような経験になりました。本当におめでとう。ありがとう!!